「事業計画の基礎となるビジネスモデルは、経済的合理性の観点から十分な検討が行われていますか」とありますが、具体的にどのような検討を行う必要があるのでしょうか。
マザーズ上場会社は、今後において高い成長を実現することを前提に上場していますので、上場時点でそのビジネスモデルが完成しているとは限りません。また、過去実績が無い場合、そのビジネスモデルが将来において継続的に利益を生むものであるのかを、実績を踏まえて確認することが難しいという状況も想定されます。
申請会社は、そのビジネスモデルが将来においても適切に利益を計上できるものなのか、具体的には、事業計画に将来の事業拡大を見据えて見込むべきコストが適切に織り込まれているかについて、十分な検討を行う必要があります。
実際の審査では、以下のチェックリストに照らしてヒアリングされます。
a 中長期の事業計画の内容(経営方針、将来の事業展開、今後の成長計画(具体的な予算数値及び策定根拠)等)を説明してください。
b 事業展開に際して考慮すべき様々な要素(自社の状況や外部環境その他の事項)がどのように事業計画に反映されているか、具体的に説明してください。
c 事業計画を遂行するために必要と考える事業基盤(人材、設備、資金、ノウハウ、知的財産権等)について、今後の整備予定等(現状において整備されていない事業基盤に関して、今後の整備に向けた具体的な施策及び実施時期)を、上場による調達資金の使途を踏まえて説明してください。
申請会社の事業計画が、上記の観点について十分な合理性を有しているかを確認することとなります。
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