2011年3月31日木曜日

株式公開のメリット

1.株式公開を目指す会社自体にとってのメリットは?

(1)財務体質強化と資金調達力の増大
株式公開により、一般投資家から株式市場を通じて資金調達が可能となり財務体質が強化されます。
銀行等金融機関の信用も高くなり、より有利な融資条件での借入れができます。

(2)会社の知名度アップと社会的信用力の向上
株式公開することによって、会社の知名度アップが期待されます。
また、金融商品取引法等にもとづいた開示を行う義務が生じるので、経営状態が透明化され、社会的信用力も向上します。

(3)人材の活性化と経営体質の改善・強化
株式公開の準備を通じて、経営幹部のモチベーションと能力アップが期待されます。優秀な従業員の採用も株式公開準備を通じて可能になります。また、社内の管理体制を整備することで、経営体質が改善・強化されます。

2.従業員にとってのメリットは?
(1)従業員持株会を通じて資産形成
株式公開準備の過程で従業員持株会を設立することで従業員の資産形成効果が期待できます。
(2)会社の知名度アップによって社会的信用力の向上
株式公開により、会社の社会的信用力が向上すれば、従業員個々人の社会的信用力も今まで以上に向上することが期待されます。住宅ローンを借りる場合や賃貸住宅で引越の時でも、上場会社勤務のブランドは大きいでしょう。

3.既存株主にとってのメリットは?
(1)キャピタルゲイン獲得と株式の流動性アップ
株式公開時の売出しなどにより、キャピタルゲインを獲得できます。
株式市場で取引されることにより、株式の流通性が高まり、投下資本回収が容易となります。
(2)株式公開によって株価が客観的になります。
未公開のときに比べ、売買、相続、贈与などの株式評価が容易になります。

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